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つぶあんの作り方

初めての方でも安心して美味しくできる、つぶあんの作り方をご紹介します。

美味しく作るコツは、小豆の様子をじっくり観察しながら、作ることでしょうか。かつてのドラマであったように「美味しくなれ」と唱えながら、ゆっくりと楽しく作ってくださいね

  • 小豆:200g
  • 砂糖:220g
  • 水 :適量
  • 重曹:1g以下

<つぶあんにおすすめの小豆>
店頭に並ぶ小豆には「北海道小豆」「十勝産小豆」「生産者限定小豆」「大納言小豆」などさまざま。どれを選べばいいのと悩むことも。
つぶあんにはどの小豆をどれを選んでも大丈夫です。ただ大納言は豆のサイズが大きいので、調理時間が長くなります


道具

  • 鍋(幅約20cmサイズがおすすめです)
  • ザル
  • ボウル
  • ゴムベラ

作り方

調理時間:約2時間15分

STEP
豆の吸水

小豆は乾物、まずは吸水から始めます。豆の吸水方法は「浸漬」と「ゆで戻し」の2通りありますが、小豆はゆで戻しがおすすめです

小豆を洗い、鍋に入れ、たっぷりの水を注ぎ、中火にかけます

沸騰から5分ほどしたら冷水を入れ(=びっくり水)、湯温を60℃以下に下げ、湯をいくぶん取り出します

再び沸騰したらびっくり水を入れ、湯を取り出し、小豆が約2倍のサイズにふくれるまで、中火にかけます

小豆が吸水したら、火を止めます

左側が吸水前、右側が吸水後の小豆
湯を吸って2倍の大きさになります
STEP
渋切り

小豆には渋味成分(=タンニン)が含まれています。そのため、美味しいあん作りには渋切りが欠かせません

小豆をザルにゆでこぼし、小豆の表面を洗います(鍋も洗います)

STEP
小豆をゆでる

小豆は皮が固く、ゆでてもなかなか柔らかくなりません。長時間ゆでれば柔らかくなりますが、「重曹」を使うと短時間で皮が柔らかくなります

中火にかけ、沸騰したら重曹を入れ、火を弱め、小豆が柔らかくなるまで30分ほどゆでます

STEP
砂糖を加えて練る

最後の練りの工程に入ります。小豆と砂糖を鍋に入れ、火にかけ、練りながら、つぶあんを仕上げます。途中であんがはねて飛びますので、やけどにご注意ください

ボウルにザルをのせ、小豆をあけます。小豆を鍋に戻し入れ、ボウルの底に残った小豆の沈殿も鍋に入れます

砂糖の半量を加え、中火にかけ、沸騰したら残りの砂糖を加え、煮詰めます

ある程度煮詰まってきたら、鍋底からヘラを入れ、練ります。あんがぽってりとしたら出来上がりです

バットに小分けでのせ、濡れ布巾をかけて冷まします



保存方法・賞味期限

つぶあんは冷蔵または冷凍保存します。冷蔵の場合は5日以内に、冷凍は1ヶ月以内にお召し上がりください

冷凍を解凍する際は冷蔵解凍がおすすめです


つぶあん作りのQ&A

Q. つぶあんに使う砂糖の量を減らすことはできますか?

A. 減らすことも出来ますが、あんのしっとりさが減り、ややパサつきやすくなります

Q. 出来上がったつぶあんが固いのですが・・・

A. 固い原因はいくつかありますが、おそらく豆をゆでる時間が短いのではないかと思います。ポイントは小豆が完全に柔らかくなるまでゆでること。ゆっくり時間をかけてゆでてみてください

Q. 少し年数の経った小豆があります。あんにしても大丈夫でしょうか?

A. 少々古い小豆もあんに出来ます。ただし経年で豆は固くなり、ゆでても柔らかくならないことも。あまり古い豆はおすすめしません

Q. 小豆をゆでる際になぜ重曹を入れるのですか?

A. 小豆は皮が固く、重曹を入れると短時間で柔らかくゆであがります。重曹はアルカリ性。水がアルカリになることで、皮が柔らかくなります。